寒い季節にこそ訪れたい、川越の“あったかごはん”
冬の川越は、空気が澄んでいて街の灯りがいつもより柔らかく感じます。
歩いているだけで、どこか懐かしくて温かい気持ちになる──。
そんな季節にぴったりなのが、心も体もあたたまる“冬ごはん&スイーツ”。
この記事では、地元民の目線で選んだ
「寒い日に食べたい癒しの味・5選」をご紹介します。
観光ついでにも立ち寄れるロケーションばかりです。
① 幸すし|冬に味わう、老舗のぬくもり
心がほどける、職人のあたたかさ
明治創業の老舗「幸すし」は、川越蔵里のすぐ近くにある寿司割烹。
格式高い外観ながら、どこか家庭的な雰囲気を感じる不思議な安心感があります。
冬のおすすめは「にぎり御膳」。
湯気が立ち上る味噌汁と、ほくほくの玉子焼きが冷えた体をそっと包み込みます。
カウンターに座れば、板前さんが一貫ずつ丁寧に握る姿を間近で見られ、まるで小さな舞台のよう。
食後にいただく「季節のフルール」や「自家製芋ようかん」も人気。
名店、幸すしのデザートが冬の食後を爽やかに締めくくります。
店舗情報
② 手打うどん 長谷沼|冬の川越で味わう、あつあつの出汁と手打ちのぬくもり
地元民に愛される、寒い日に沁みる一杯
本川越駅から徒歩3分ほど。
駅からすぐの所にある「手打うどん 長谷沼」は、
創業から地元民に長く愛され続ける、知る人ぞ知るうどんの名店です。
木のぬくもりを感じる落ち着いた店内に入ると、ふわっと香る出汁の香りに心まであたたまります。
看板メニューの「月見うどん」は、濃厚でコクのあるつけ汁が特徴。
手打ちの太めの麺に、卵とネギの旨味が絡んで、食べ応え抜群です。
寒い冬の日に食べると、思わず「これだよね」と言いたくなるような安心の味。
また、天ぷらどんなどのメニューも食べ応え抜群の量と味。こちらも人気メニューのひとつ。
えび、つくわ、ナス、さつまいもなど天ぷらの旨味と野菜の甘みが口いっぱいに広がります。余りの美味しさにほっと笑顔になる、そんな手打うどん 長谷沼さんは冬におすすめです。
店舗情報
営業時間:11:00〜15:00
定休日:火曜・水曜
③ いちのや|冬の贅沢、あたたかいうな重
湯気と香ばしさが誘う、至福のひととき
創業200年を超える「いちのや」は、川越を代表する老舗うなぎ店。
冬の寒さの中で、炭火で焼かれるうなぎの香りに誘われる人が後を絶ちません。
おすすめは「うな重 上」。
ふっくらと蒸し上げられた身に、甘辛いタレが染み込み、口の中でほどけるような食感。
セットの肝吸いのあたたかさが、寒い日にはたまりません。
老舗ながら堅苦しさがなく、落ち着いた雰囲気でゆっくり過ごせるのも魅力。
冬限定の「白焼き」も、素材の旨みを感じられる通好みの逸品です。
店舗情報
④ Little Edo Coffee|焙煎の香りに包まれる冬のひととき
蔵の街に香る、あたたかいコーヒーのぬくもり
時の鐘から徒歩3分。蔵造りの通りの裏路地にある「Little Edo Coffee」は、
自家焙煎の豆にこだわるコーヒースタンド。木のカウンターと白壁のコントラストが美しく、
静かに過ごしたい冬の午後にぴったりの場所です。
おすすめは「ハンドドリップブレンド」と「カフェラテ」。
豆の個性を大切にしながら丁寧に淹れられた一杯は、
口当たりがやわらかく、香ばしさの中にほんのり甘みが広がります。
冬限定の「キャラメルラテ」も人気で、ほんのりとした苦味と甘さのバランスが絶妙。
スイーツでは「ガトーショコラ」や「スコーン」などの焼き菓子が好評で、
どれもコーヒーとの相性が抜群。
店内には地元アーティストの写真や絵も飾られていて、
まるで小さなギャラリーのような空気が流れています。
店舗情報
営業時間:11:00〜18:00
定休日:水曜
⑤ 大黒屋食堂|出汁の香りに包まれる、ほっと落ち着く和ごはん
冷えた体を、あたたかい出汁で包みこむ
一番街から少し歩いたところにある「大黒屋食堂」は、
“ほっとするごはん”をテーマにした定食屋さん。
暖簾をくぐると、木の香りが漂う落ち着いた店内と、湯気の立つ味噌汁の香りが迎えてくれます。
おすすめは「昭和のカレー」
昔懐かしの味を令和の時代に味わうことができる最高の料理です。
その他にもサバの塩焼き定食などどのメニューも、どこか懐かしい食べ物がずらり、身も心も芯からじんわり温まります。
寒い川越さんぽの途中に立ち寄るのにぴったりの一軒です。
ご夫婦お二人で営む食堂は、どこか懐かしい気持ちになれる素敵なお店です。
店舗情報
営業時間:11:00〜16:00
定休日:水曜・木曜
【地元民おすすめ】冬の川越さんぽ3コース
寒い季節こそ、灯りと湯気をたどるように歩く。
食べすぎず、でも満足できる「冬の小江戸さんぽルート」をご紹介します。
あたたかいごはん+小江戸の冬景色を楽しもう
コース①:あたたかランチ+蔵造り街歩きコース
【昼〜午後におすすめ/王道観光ルート】
蔵のまちを歩きながら、冬のぬくもりを味わう
ルート:蔵里 → 手打うどん 長谷沼 → 一番街 → 時の鐘 → Little Edo Coffee
まずは川越駅近くの「蔵里」で地元の味やお土産をチェック。
歩いてすぐの「手打うどん 長谷沼」で、湯気の立つあったかうどんを楽しみます。
そのあとは一番街をのんびり散策。黒漆喰の蔵と人力車、時の鐘の音に癒されましょう。
最後は「Little Edo Coffee」でカフェラテを片手に休憩。焙煎の香りが冬の空気にぴったりです。
コース②:冬カフェめぐり+神社参拝コース
【午後〜夕方におすすめ/ゆったり過ごしたい人向け】
やさしい甘さと冬の空気を味わう癒し時間
ルート:熊野神社 → 菓匠右門 時の鐘店 → 一番街 → Little Edo Coffee
まずは「川越熊野神社」で参拝からスタート。冬の冷たい空気の中で手を合わせると、気持ちも整います。
神社のすぐそば「菓匠右門」で“いも恋”を頬張りながら、温かいお茶を一服。
そのまま一番街を散策し、「Little Edo Coffee」でほっと一息。
冬限定のキャラメルラテや焼き菓子を楽しみながら、蔵造りの街を眺めるのがおすすめ。
コース③:夕方ディナー+夜の灯りさんぽコース
【夕方〜夜におすすめ/デート・大人旅向け】
湯気と灯りが似合う、冬の夜の川越
ルート:大黒屋食堂 → 一番街ライトアップ → 幸すし or いちのや(夜ごはん) → 時の鐘夜景
夕方に「大黒屋食堂」で定食ごはんを。湯気の立つ味噌汁が体に染みわたります。
食後はライトアップされた一番街を歩いて、蔵の灯りを楽しみましょう。
夜は「幸すし」または「いちのや」で少し贅沢な夜ごはんを。
最後に「時の鐘」を見上げながら、静かな夜の川越を感じて締めくくり。
まとめ|冬の川越で、あたたかい時間を過ごそう
寒い季節こそ、ぬくもりのある一皿を
冬の川越は、街全体がどこかしっとりとして、ゆっくり時間が流れます。
観光の合間に立ち寄る食堂やカフェが、旅の印象をより深くしてくれるはず。
あなたもぜひ、今回紹介した5つのお店で“心まで温まる味”を見つけてみてください。
きっと、湯気の向こうに小江戸のぬくもりが見えてくるはずです。
次の休日は、冬の川越で「ほっ」とするひとときをどうぞ。
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