小江戸の夜は、昼とは違う顔を見せる
昼間は観光客で賑わう川越の街も、夕暮れになるとまるで別の世界に変わります。
蔵造りの町並みにオレンジ色の光がぽつりぽつりと灯り、どこか懐かしい昭和の香りが漂う。
通りを歩く人々の足音も静かに響き、夜風がやさしく頬を撫でる──。
「小江戸の夜」は、喧騒の昼とは対照的な“癒しの時間”です。
今回は、地元民の目線で実際に歩いて選んだ「夜カフェ&スイーツ8選」と、
ライトアップが美しい夜さんぽルートをじっくり紹介します。
昼間の川越しか知らない人にこそ見てほしい、“もうひとつの小江戸”の魅力をお届けします。
夜さんぽのあとは、ゆっくり泊まろう
川越の夜をもっと楽しむなら、夜景が見えるホテルや旅館での宿泊もおすすめ。
カップルにも人気のプランをまとめてチェック!
地元民おすすめ!夜に行きたい川越ナイトカフェ8選
灯りとスイーツで癒される小江戸時間
① カフェ エレバート(Cafe Elevato)|夕暮れどきに行きたい蔵造りカフェ
蔵造りの通りにたたずむ「カフェ エレバート」は、夜というより夕暮れ前に訪れたいお店。
日が傾くころ、店内の照明がやわらかく灯り、ガラス越しに見える光が蔵の壁をほんのり染めます。
黒漆喰の外壁と木の格子窓、そのコントラストがまるで一枚の絵のよう。
看板メニューは「川越芋モンブラン」。
金糸のように絞られた紫芋クリームは、口に入れた瞬間ふわっと香りが広がり、上品な甘みが残ります。
夕方の光が差し込む店内で食べるスイーツは、昼とも夜とも違う“黄金の時間”の味わい。

店舗情報
営業時間:10:30〜18:00(L.O.17:30)
定休日:火曜
② RAG CAFE(ラグカフェ)|静けさに包まれる大人の夜
連雀町にある「RAG CAFE」は、地元の人にも観光客にも人気の隠れ家カフェ。
アンティーク調のインテリアに控えめな照明、流れるジャズ。
昼間の観光地の喧騒から離れ、ゆったりとした夜時間が流れます。
人気メニューは「お芋のチーズケーキ」と「ガトーショコラ」。
ビターなコーヒーとの相性が抜群で、ほろ苦さと甘みが絶妙に溶け合います。
22時まで営業しているので、夜の川越さんぽの締めにもぴったり。

店舗情報
営業時間:11:30〜19:00
定休日:不定休
③ カフェ マチルダ(Cafe Matilda)|夜のパンケーキは別腹スイーツ
川越駅から徒歩5分。パンケーキ専門店として有名な「マチルダ」は夜になると大人の顔を見せます。
ウッド×アイアンのインテリアにあたたかなライト。
店内に漂うバターとメープルの香りが、心まで甘く包み込むよう。
「ナイトパンケーキプレート」は、ベリーソースとアイスが添えられた人気メニュー。
ふわふわの生地を切ると、湯気とともに香りが立ち上がります。
食後のデザートや女子会の締めにぴったりです。

店舗情報
営業時間:7:30〜23:00(L.O.22:30)
定休日:月曜
④ cafe Crescent -KURA|蔵の中で灯りと音を楽しむ夜
「cafe Crescent -KURA」は、川越の蔵造りエリアにひっそり佇む隠れ家カフェ。
夜になると、店名の“クレセント(月の弧)”のように、柔らかな灯りが蔵の壁を照らします。
和と洋が調和した空間で、アンティークの家具やランプが織りなす雰囲気は、まるで時間が止まったよう。
おすすめは「ガトーショコラ」と「ブレンドコーヒー」。
深煎りの香りとしっとりしたショコラが絶妙にマッチして、口の中でゆっくり溶けていきます。
BGMにはジャズやクラシックが静かに流れ、落ち着いた大人の夜を演出してくれます。
夜カフェとしてはもちろん、蔵造りの街並みを眺めながら語らうデートにも最適。
ライトアップされた通りを抜けて辿り着くその瞬間から、少し特別な夜が始まります。

店舗情報
⑤ スターバックス川越鐘つき通り店|ライトアップと和モダンの融合
「世界で一番風情あるスタバ」と呼ばれるほど人気の川越鐘つき通り店。
蔵造りの外観がライトアップされ、まるで高級旅館のような静けさを放ちます。
中庭には竹灯籠が置かれ、風が通るたびにやさしい音を響かせます。
おすすめは「ほうじ茶ティーラテ」。
香ばしい香りと湯気が夜の空気に溶け合い、ほっと一息つける味わい。
夜は比較的空いていて、時の鐘を眺めながら過ごせる特等席です。

店舗情報
営業時間:8:00〜20:00
定休日:なし
夜カフェをもっと“映える写真”に
スマホでもキレイに撮れる小型三脚や照明リングを使えば、夜の川越がもっとフォトジェニックに。
思い出を残すなら“一眼レフ初心者セット”もおすすめです。
⑥ Macky.coffee(マッキーコーヒー)|香りに包まれる夜の自家焙煎カフェ
川越駅西口から徒歩3分。
「Macky.coffee(マッキーコーヒー)」は、地元の人にも愛される自家焙煎コーヒー専門店。
夜になると店内は暖かな光に包まれ、ウッド調のカウンターから豆を挽く音が響きます。
一歩入るだけで、心まで落ち着くような香ばしい香りが広がります。
おすすめは、店主が丁寧に淹れる「ハンドドリップコーヒー」と「ティラミス」。
深煎り豆のコクとやさしい甘みのスイーツが絶妙にマッチ。
カップを手に夜のさんぽを締めくくるひとときは、まさに“大人の癒し時間”。
カウンター席で静かに過ごすもよし、テイクアウトして夜の街を歩くもよし。
川越の夜の香りを感じるなら、この一杯をぜひ味わって。

店舗情報
⑦ 8+8 Cafe(エイトプラスエイト カフェ)|優しい灯りとスイーツの夜
菓子屋横丁の近くにある「8+8 Cafe(エイトプラスエイト カフェ)」は、昼は観光客でにぎわう一方、
夜になると一転して静かな雰囲気に包まれる癒しのカフェ。
店内にはやわらかな間接照明が灯り、窓の外に見える古い町並みがどこか幻想的です。
おすすめは、看板メニューの「季節のパフェ」と「自家製スコーン」。
フルーツやソースに川越産の素材を使うこともあり、地元の味を感じながら甘い時間を過ごせます。
カフェラテのラテアートも人気で、夜カフェ気分をより盛り上げてくれます。
夜でも軽食メニューがあり、ちょっと小腹を満たしたい人にもぴったり。
静かな音楽と香ばしいコーヒーの香りに包まれながら、心をゆるめる時間を過ごしてみてください。

店舗情報
⑧ Chabudai(チャブダイ)|古民家で味わう灯りと甘みの夜
連雀町にある「Chabudai(チャブダイ)」は、築90年の古民家を改装した人気カフェ。
昼は明るい縁側が魅力ですが、夜になるとやわらかな灯りがともり、木の温もりが一層引き立ちます。
靴を脱いで上がるスタイルの店内は、自宅のような安心感に包まれています。
おすすめは「プリンアラモード」や「チャブダイ特製カレー」。
どちらも素材の味を大切にしており、懐かしさと新しさが同居した優しい味わい。
食後に頼むハンドドリップコーヒーの香りが、夜の締めくくりにぴったりです。
店主の人柄も温かく、初めて訪れても居心地の良さを感じるはず。
まるで実家に帰ってきたような感覚で、川越の夜にほっと一息つけます。

店舗情報
ライトアップ&夜さんぽルート
川越の夜は、歩くほどに美しい
おすすめルートは「時の鐘」から始まり、「一番街」〜「菓子屋横丁」〜「氷川神社」へと続く定番コース。
昼の喧騒が消え、石畳を踏みしめる音だけが響く時間帯です。
時の鐘の下では、風が通るたびに鐘の音がかすかに残り、灯籠の光が石壁をやさしく照らします。
少し歩くと、菓子屋横丁の提灯がゆらめき、ほのかな甘い香りが鼻をくすぐる。
そして最後にたどり着く氷川神社では、鳥居の奥に浮かぶ白い灯りが幻想的。
夜風に揺れる木々の音が、まるで祝福のように響きます。

地元民の夜カフェTips
夜の川越をもっと楽しむコツ
・ライトアップは「18:00〜21:00」がベストタイム
・土曜は観光客が多いので、日曜の夜が狙い目
・夜風が冷たくなる季節はストールを一枚持っておくと◎
・蔵造り通りの撮影なら、通りの真ん中ではなく脇道から斜め構図が映えます!
・夜カフェ巡りは「予約できる店」からスタートするとスムーズ。

夜さんぽのあとは、ゆっくり泊まろう
川越の夜をもっと楽しむなら、夜景が見えるホテルや旅館での宿泊もおすすめ。
カップルにも人気のプランをまとめてチェック!
まとめ|灯りとスイーツに癒される“夜の小江戸”
昼とは違う“静かな川越”へようこそ
夜の川越は、観光ではなく“体験”。
静かな街並みを歩き、香ばしいコーヒーやお芋スイーツを味わい、心をほどく時間。
それはまるで小さな旅の終わりに訪れる、ご褒美のようなひとときです。
ライトアップされた蔵造りの通り、夜の神社、ほのかに香るスイーツ。
五感で楽しむ夜の小江戸を、あなたもぜひ歩いてみてください。

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