川越の冬は、歩いていると予想以上に身体が冷える街です。
蔵造りのエリアは風が抜けやすく、じーんと手先が冷えてくる。氷川神社周辺の道は、朝や夕方になると一気に冷え込む。
そんなとき、ふらっと入れて、あたたかくて、席に座った瞬間にホッとできる「本当に頼れるカフェ」を知っているかどうかで、冬の川越の快適さはまったく別物になります。
この記事では、川越在住の筆者(地元民)が、冬になると何度も何度も救われてきた実在のカフェや喫茶店を、ストーリーとともに紹介します。
有名店だけでなく、「冬こそ真価を発揮する場所」を中心に、“暖房がよく効く・席が広い・すぐ入れる・長居できる”という基準で選び抜きました。
それでは、冬の川越を実際に歩くように──ゆっくり読み進めてみてください。
■ 冬の川越はなぜ“カフェの存在”が重要なのか
冬の川越は美しい季節です。澄んだ空気に蔵造りの黒い影がくっきりとして、写真映えも抜群。ただ、その美しさと同じくらい厳しいのが「冷え」。
蔵造り通りは風の通りがよく、特に午後は日陰が増えるため、気温以上に身体が冷たく感じます。氷川神社から観光地エリアへ向かう途中の道も意外と寒い。気温が5〜7℃の日だと、手がかじかんでスマホを操作するのも辛くなることがあります。
でもね、川越は「屋内の休憩スポット」がそれほど多くない街なの。ベンチも冬は冷たくてとても座れないし、観光客で混むタイミングは本当にすぐ座れない。
だからこそ──“暖かいカフェを知っておく” は冬の川越を楽しむ最重要ポイント。
冬の川越散策は、「寒い → 温まる → また歩く」のリズムで進めるのが理想的なのです。
■ ここからはストーリーと一緒に巡る「冬の川越カフェ散策」
今回は、冬の川越を歩く1日をイメージしながら、実際に入る順番としてちょうどいい流れでカフェを紹介します。
スタートは川越の象徴「時の鐘」。そこから、寒さで冷えた時にちょうど良いカフェを巡りながら、本川越駅の方へゆっくり降りていく流れです。
1. GlIN Coffee(時の鐘すぐ近く)|冬の散策スタート地点で“最速で温まれる”小さなカフェ
冬の川越は、散策を始めて10分ほど歩くとすぐに手先が冷えてきます。
特に時の鐘周辺は観光客でにぎわう一方、風が吹き抜けると意外と寒い。
そんな状況で「一番早く助けてくれるカフェ」が GlIN Coffee です。
外観はコーヒースタンドのようで、ぱっと見「テイクアウト中心かな?」と思う人も多いんだけど、実は奥に暖かい屋内席があるのが大きな魅力。
ドアを開けた瞬間にふわっと暖かさが身体に触れる感じがあって、冬の散策序盤でここに入ると本当にホッとするの。
- 暖房:◎(小さな店だから暖まりが早い)
- 席:コンパクトだけど居心地は良い
- 長居:短時間向き(10〜20分の休憩に最適)
- おすすめ:カフェラテ/カフェモカ
観光で歩きながら「ちょっとだけ温まりたい」という瞬間に、これ以上ちょうどいいお店はありません。
特に冬の午前中、空気がキリッと冷たい時間帯に飲むラテは、まるで手袋みたいに指先を温めてくれるのよ。
GlIN Coffee 基本情報
2. COFFEE POST(蔵里〜蔵造りエリア)|喧騒から一歩離れた“冬の静かな避難場所”
時の鐘を出て蔵造りの町並みを歩くと、観光客が多くて少しざわざわした雰囲気になります。写真を撮ったり、食べ歩きをしたり、賑やかで楽しい。でも、冬は少し歩くだけで身体がまた冷えてくる。
そんな時にちょうどいいのがCOFFEE POST。
メイン通りからほんの少しだけ外れた場所にあるから、店内は落ち着いた空気が流れていて、冬の冷たい空気から逃げ込むのにちょうどいいんです。
大きな店ではないけれど、暖房がしっかり効いていて、椅子に座るとそのまま深呼吸したくなるくらい静かであたたかい。
特に冬におすすめなのはドリップコーヒー。しっかり苦味がありつつ、冷えた身体にじんわり染みてくる感じがあるのよ。
- 静けさ:◎(冬の混雑から離れられる)
- 暖房:◎(すぐ暖かい)
- 長居:◯(会話・読書にちょうどいい)
- おすすめ:ドリップコーヒー/カフェラテ
散策で疲れたタイミングにここの静けさは本当に癒されるわ。冬の川越って、こういう “避難場所” みたいなカフェがすごく大切なのよね。
COFFEE POST 基本情報
営業時間:11:00〜17:00
定休日:月曜日・火曜日
3. カフェ マチルダ(本川越駅近く)|冬でも入りやすく、席が広くて“しっかり温まる”カフェ
蔵造りエリアを抜け、本川越方面へ歩いて行くと、そろそろ「しっかり腰を落ち着けて温まりたい」時間帯になります。
そんな時にぴったりなのがカフェ マチルダ。
ここはパンケーキで有名だけれど、冬に強いのは席の広さと暖房の効きの良さ。
蔵造り通りのカフェは席が狭いところも多いけれど、マチルダは比較的ゆったりしていて、冷えた身体をほぐすのにちょうどいい空間なんです。
冬のおすすめはカフェラテ。ミルクのまろやかさが身体の芯まで届く感じがする。
そしてパンケーキの香りが漂う店内は、どこか「帰ってきた」気持ちになる温かさがあるのよね。
- 席の広さ:◎(広めでゆっくりできる)
- 暖房:◎(冬のランチに最適)
- 長居:◎(午後の時間にぴったり)
- おすすめ:パンケーキ/カフェラテ
観光地の中心から少し離れるため、混雑も比較的落ち着いていて、冬の穴場でもあります。
カフェ マチルダ 基本情報
営業時間:7:30〜22:30
定休日:不定休
4. 喫茶プチ・モア(本川越)|昭和レトロ×冬のぬくもりを感じる“長居向け喫茶店”
冬の川越で「静かにゆっくり温まりたい」時、筆者が一番よく使うのが喫茶プチ・モア。
本川越駅から近いけれど観光客は少なく、暖房がしっかり効いていて、店内がほんのり暖かい空気で満たされているのが魅力。
特に冬の午後は、やわらかい光が差し込んで、落ち着いた喫茶店の雰囲気を楽しめます。
昭和レトロなテーブル、ちょっと懐かしい椅子、静かなBGM…。
大正館のような観光地喫茶とは違い、生活圏の中にある“落ち着きのあるカフェ”という存在で、地元民ファンも多いの。
寒い日に飲むホットココアはとくにおすすめ。
喉にもやさしくて、身体がゆるむようなあたたかさがあるのよ。
- 暖房:◎◎(冬でも常に快適)
- 席の広さ:◎(テーブル席多め)
- 長居:◎(静かで落ち着く)
- おすすめ:ホットココア/ミックスサンド
観光地の喧騒から離れて、ゆったりとした“冬の時間”を過ごしたいなら、ここは間違いなくおすすめ。
喫茶プチ・モア 基本情報
営業時間:11:00〜16:30
定休日:火曜日・土曜日・日曜日
5. シマノコーヒー大正館(蔵のまち)|冬の川越で“絶対に知っておくべき”老舗休憩所
ここまでで本川越方面まで南下してきたけれど、最後にもう一度、蔵造り通りへ戻って紹介したいのがシマノコーヒー大正館。
冬の川越で最も入りやすく、最も暖かく、誰もが安心して休める喫茶店です。
店内の暖房はしっかり効いていて、席の間隔も広く、観光途中の休憩にぴったり。
歩き疲れた身体を、広めのテーブル席がしっかりと受け止めてくれます。
観光導線の中心にあるため混むこともあるけれど、回転は良い。
「寒くて無理」「今すぐ座りたい」というときに、本当にありがたい存在なの。
- 暖房:◎◎(冬の避難所として完璧)
- 席の広さ:◎(観光地喫茶とは思えないゆとり)
- 長居:◎(コーヒーがおいしく会話も弾む)
- おすすめ:大正ロマンブレンド/プリン
川越初心者にもおすすめしたい、冬の定番喫茶店です。
シマノコーヒー大正館 基本情報
営業時間:金曜日 12時00分~17時00分
土曜日 10時00分~18時00分
日曜日 10時00分~18時00分
火曜日 12時00分~17時00分
木曜日 12時00分~17時00分
定休日:月曜日・水曜日
■ 冬の川越でカフェを上手に使うコツ
冬の川越を快適に楽しむためには、カフェを「温度管理の拠点」として使うのがとても有効です。
- ★ 歩いて30〜40分ごとにカフェを挟むと快適
- ★ 混む時間帯(13〜15時)を避けると入りやすい
- ★ 風が強い日は屋外の食べ歩きを控えめに
- ★ ホットドリンクは紙カップより店内で飲む方が温まる
特に川越の冬は、気温よりも体感温度が低い日が多いので、
「ちょっと寒いな…」と思ったら早めの休憩が正解なの。
川越観光をより楽しむなら、事前に川越女子旅やカップル向けの宿泊プランを探しておくと安心です。
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■ まとめ|冬の川越は“寒さとカフェ”で旅が決まる
冬の川越は、空気の透明感や街並みの美しさが際立つ季節。
でもその美しさと同じくらい、寒さも厳しい街です。
だからこそ── 本当に暖かくて、すぐ入れて、落ち着けるカフェの存在が大切。
今回紹介した5つのカフェは、筆者自身が冬に何度も救われてきた場所。
初めて川越を訪れる人はもちろん、地元民でも「あぁ、この店なら冬でも安心」と思える実在の名店ばかり。
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